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エジプト モルシ大統領は軍に拘束され民主化は難航する模様 [海外]

ようやく雨がおさまったのですが、



こちらはどうなのか、収まる見込みはありません。



↓↓↓↓↓産経ニュースより記事タイトルを引用
「軍が大統領の権限剥奪、憲法停止を宣言 事実上のクーデター」




日本時間の7月4日未明にエジプト軍がモルシ大統領を拘束、大統領権限を剥奪したとのニュースが飛び込んできたのですが、


その後のニュースでは、軍は反政府デモによる混乱を収集するために憲法を停止、


最高裁判所憲法長官のアドリ・マンスール氏が職務を引き継いだと発表。



映像はこちら↓




軍は選挙を行い後任を選出させるとの事ですが・・・、再選挙を行ったとしても今回のような1件が今後も堂々巡りしてしまうような気はします。



そもそもとして、モルシ大統領はムバラク政権が崩壊した後、エジプト史上初の「当選者が決まっていない自由・直接選挙」で選ばれた大統領だったわけです。


大統領支持派の話していた「民主主義的に選ばれた大統領」であることは間違いありません。



今回の大規模デモの根底にあったものをもう一度まとめておくと、やはりエジプトの経済状況でしょう。



エジプトのインフレ率は10%前後にもなる年が多く、そこへ来て若年層の高い失業率が続いていたことにより国内でも非常に不満が高まっていたことが要因とみてまず間違いないでしょう。



ただ、民主的に選ばれたはずのモルシ大統領(現在は元大統領が正しい表現でしょうか・・・)が事実上のクーデターにより退陣に追い込まれ、



その後大統領の再選挙を行ったとしても現在のエジプトの情勢を覆し、反政府派の要求に応えられるような人物が現れるとはあまり考えられません。



モルシ元大統領の出身母体であるイスラム派の「ムスリム同胞団」の大勝に終わり、堂々巡りになるのでは、と思います。



そうならないようにしようとすれば、結局は軍が政治介入を行うことにより「軍事政権」という形になってしまうかのどちらか、と言えるのでは。



う~ん・・・、軍政となるとムバラク政権が崩壊した後にエジプト国民が求めていた民主化がそもそもとして成り立たないということですし、



いやはや何とも難しい問題です。



これからの動きにはますます目が離せなくなってきました、引き続き注視します。



それでは


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